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思いついたときにただ色々書いています

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

愛がなんだ、なんなんだよ

作品の中の恋愛って、あくまでも作品だから、やっぱり作品じみていて、人工的で、時に AI しか言えないだろ!と思うクサい台詞があるから機械的でもある。少女漫画やアダルトビデオ、恋愛ドラマ・映画、ラブソング。もちろん作品ならではの良さがある。だけ…

Climax Night

幼い頃、憧れていたもの。 マイケル・ジャクソンのライヴで失神する観客。 雨の中、革製のカバンを傘替わりにして電車沿いの道を走る女子高生。 運転席から駐車券を取る父の横顔(券を口に咥えるのもいいんだよな)。 CDや漫画を片っ端から大人買いすること…

音楽と煙草と、海

真夜中、その友人と遊ぶことは数か月に1回の恒例行事になっていた。 そしてそれは頭の良い遊び方とは言えないものだった。 前回は”フジロックの会場に行くだけ”。今回は”海を見に行く”、というもの。 日を改めて、じゃなくて今から。到底、頭の良い遊び方と…

Suchmos 第一幕閉幕

このなんちゃってライブレポートは、きっと長くなる。 眠れないベッドの上、暇な満員電車、腹痛で篭るトイレで、読んでもらえたら。 誇らしかった。横浜スタジアムまでの道のりで、"Suchmos"と刻まれたタオルを首にかけて歩くことが。「俺たちは今日、ついに…

マチネの終わりに

最近は眠る前の、ストレスやパニック障害による頭痛と吐き気が酷くなるとき、なんとか気を紛らわせよう、落ち着こうと、クラシックギターを聴くようになった。一年前に読了し今年映画化もされた「マチネの終わりに」。読みながら頭の中で鳴り続けた"無伴奏チ…

成人式

妹が使っている国語の教科書が、テーブルの上に乱雑に置いてある。どうやら近々テストが始まるらしく、テストからの一刻も早い解放を願う声が、妹自身と置かれた教科書の中から聞こえた。今じゃ、”期始めテスト”、”教科書”などといった言葉を、久々に使った…

ニキビ

朝と昼の間、目覚める。顔を洗おうと洗面所に立ち、鏡を見る。ニキビが頰にできている。 こいつは今でさえポツリとあるが、次第にゆっくりと顔を侵略していくからタチが悪い。 まるで自身の圧倒的栄養不足と、ホルモンバランスの不安定さ、免疫力低下、その…

くだらないの中に

私が眠ろうとするときに限ってあなたがギターを取り出すから、シングルの布団を一時的に自分の物にすることができた。はいはいその時間ね、と、布団に潜って目を閉じる。E、A、D...わざわざご丁寧にチューニングまでするせいで、中断させることもできなくな…

TL - タイムライン

台風19号直撃の翌日は、仕事だった。 目が覚めても、外から信じられない雨音が聞こえてくることもなかった。再び、普遍的な気候が戻ってきただけ、なんなら少し秋の終わりさえ感じる天気。一日中不安と頭痛を抱えることもなさそうだった。 「群馬はそんなに…

朝と夜の間

朝と夜の間に考えること。 友達が吸った煙草の香りを消したくて開けていた部屋の窓から、夕焼けのような朝焼けが見える。東側だから、朝焼け。当たり前ことだけど、方向感覚がなかったら夕焼けに見えそうな、朝焼け。 出会いと別れを同時に経験している。 だ…

心臓から花が咲く体験

その日は雨が降った。 東京ドームの屋根のある場所へたどり着く道中では、色とりどりの傘を差した人々が歩く。 雨はいつだって私の足取りを重くさせるが、今日は待ちわびた日、雨音さえも音楽の一部に聴こえるくらい、私は上機嫌だった。 赤色と青色の衣類を…

死を恨む

今年の1月1日に彼は亡くなった。 訃報を受けた1月4日から、約1週間、誰とも連絡を取らなかった。連絡をしていられなかった。 なぜ人間は死ななければいけないのかと、馬鹿げた問いの答えを探していた。答えが見つからないことが悔しくて、死というものを激し…

POP VIRUS&LOVE

昨年末、星野源3年ぶりとなるニューアルバム「POP VIRUS」がリリースされた。 [MUSICA]という音楽雑誌。彼が表紙の今月号に掲載されている「POP VIRUS」へのインタビュー。アルバムを既に充分聴き込んでいるつもりであったが、このインタヴューは”もっと聴き…

すげえ人たちと呑んだ

こういう時にかける音楽、なんだっけ。 「あ、この曲、忘年会から帰る終電を待つホームでかけたら最高じゃん」と思った曲があったはずなのに。なかなか思い出せないのは、お酒のせいか? 友達でもなく同い年でもない。職業も出身地もバラバラで、ただ志すも…

勝手にピアノを売られた話

まただ。また、母の話だ。 私と母が未だ冷戦状態にあるのを把握した上でこの内容を読んでほしいことを述べておく(詳細:起きてから後悔するやつ)。 まず冷戦状態で大事なことは ①会話をしない ②同じ空間にいない ③関わらない この3点である。 この3点をきっち…

とある日

分厚い冬用の布団に包まっていてもわかる。今日は寒い。 カーテンが掛かりきれていない二センチくらいの隙間から外を覗く。素晴らしい曇り空に、こちらがどんよりしたくなる気分だ。 今日しようと思っていたことを昨夜考えながら眠ったら、壮大すぎる夢にそ…

朝起きたら後悔する話

母と、長い冷戦状態にいる。 かれこれ1ヶ月が経った。今回はかなり長い戦いで、終わりが見えない。もしかしたら終わらないかもしれない。もう、ダメかもしれない。 4人兄弟の中でランキングをつけるとしたら、堂々の優勝だ。私が1番母と喧嘩をしている(ちな…

煙草

昨夜、喫煙者を2人車に乗せたから、微かな煙草の香りが車内に残っている。お酒を呑む機会が一気に増えたこともあって、周りに煙草を吸う人が増えた。そのせいで好きな煙草の香りが生まれた。 自身が喫煙者になることはない(今のところ)。だが淡い憧れを持ち…

ハウルの動く城

ジブリがとても好きで、「特技は『耳をすませば」の台詞を全て言えること」と小学校3年生から言い続けている。時々強く、ジブリ作品を観たくなる衝動に駆られ、夜更かしをして「ハウルの動く城」を観た。 今から14年前の2004年に公開され、興行収入196億円、…

いつも雨を意識して傘を持ち歩く。特別雨を予想する力を持っているわけではないが、なんとなく、傘を持って歩くのが好きだ。それに夏の天気というのは変わりやすい。 2ヶ月前、星野源というアーティストの音楽を400字で書く機会があった。 <歯磨き、読書、…

白昼夢

相変わらず、給油マークの消えない車を運転する。 滅多に走らない電車の踏切に引っかかって、たった4車両編成の電車に乗る人々を呆然と見送る。愛着の湧かないこの道(走りにくい道だから)に、ポツリと建つ踏切にさえも風情を感じないでいた。雑に降る雨に…

吹奏楽

−最初に− 私は音大生でも音楽家でもない。だから、今から羅列する言葉たちに「何目線なの?」と思う人も多いだろう。しかし、”音楽を言葉で表現する“ということを夢にしている者として、本日行われた『群馬県大会 吹奏楽コンクール』での母校の演奏について…

その人を、仮に“彼”としてみる。 性別は非公開だが、ここでの呼び方は“彼”に統一する。これに引きずられて、“彼”は男性だと推測されそうだが、とにかく“彼”と呼ぶことにする。 「私の車に乗ったことがあるかもしれないし、ないかもしれない」その彼は、窓か…

日記

毎日日記を書いている。 日記を書くことは、小学校3年生の時に母親に習慣づけられたことで定着した。半ば強制的に”書かされていた“その日記は、次第に私自身に”何かを書きたい“と思わせ、”書く仕事がしたい“と夢をも見させるのだから、母親には感謝したい。…

夜【冬】

【冬】 明日は雪が降るらしいから、その夜はずっと起きていた。 深夜の二時頃、自転車を一人漕ぐ。田舎県の夜は、まるで生きているかのように静かだ。「夜」というキャラクターをしっかりと担っている。オイルの足りないタイヤが、金属音を立てながら回り、…

過去記事

以前のブログであげていた記事を載せておきます。 (時期は2018年頃〜)