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思いついたときにただ色々書いています

朝起きたら後悔する話

母と、長い冷戦状態にいる。

かれこれ1ヶ月が経った。今回はかなり長い戦いで、終わりが見えない。もしかしたら終わらないかもしれない。もう、ダメかもしれない。

4人兄弟の中でランキングをつけるとしたら、堂々の優勝だ。私が1番母と喧嘩をしている(ちなみに2位は年子の弟、他2人はランキング外)。

その理由としてはいくつか理由があって、下記の通りである。

①兄弟の中で1番長く一緒にいるから(生まれてきてからだから、もうすぐ20年だ)

②性格がまるでそっくりだから

③私が現在、とても中途半端なことをしているから

④母が怖すぎるから

以上4つの理由から、私は母と喧嘩が絶えない。

 


もちろん仲良しな時もある。今日あった出来事・見た夢は話すようにしているし、話したいとも思う。それに、母自身が他3人の兄弟とはできないような、例えば鑑賞した映画の感想の共有・レンタルするべきCDやビデオ・おススメの本などの話もする。その時の2人といったら、仲良し極まりない母娘にしか見えない。

根本的に不仲である説は否定したところで、本題に入りたい。

理由②で述べたことは、きっと母も私も「いや、全然似てないわ!」と全力で否定するだろう(そこも類似点だ)。お互い似ていることを否定したい。だが、それを認めたくないだけであって、そっくりなことは理解しているのだ。

プライドが高い・人に反感を買いやすい・口が悪い・こだわりが強い・思想を持っている・やりたいことがある・1つのことにしか集中できない・意地が悪い・自分からは謝らない・頑固・B型・自己中心的・上から目線・飽き性etc...

人物像が明白になってきてしまうためこれくらいにしておくが、まだまだ書き足らない。こんなにも相似する人間(しかも女同士)なんて、相性抜群なわけないのだ。

あいにく、こんなそっくりさんが母親(向こうからしたら娘)なもので、お互い手を焼いている。すぐに言い合いになり、殴り合いになり、大喧嘩になる。勝たなきゃすまない者たちが戦うとたちまち大戦争になり、冷戦状態がしばらく続くことになる。

理由④の説明をすると、私の母はとても怖い。怖いとか、恐ろしいとか、おっかないとか容易な言葉で済ませないほど、怖い。あれは鬼を擬人化したもの、バイオハザードのラスボス、もしくは前世が虎だった人だ。間違いない(現に母の干支は虎である)。

 


母の怒りのスキルは、

⑴相手(私)の気持ちは御構い無しに、自分の思ったこと、自分が正しいと思ったことを一瞬の隙もなく、怒鳴り続ける。これが雑音よりも遥かに酷いので、何度も過呼吸になりかける。

⑵相手(私)の考えや言い訳を全否定する。これでもう、何も言い返す気にもならなくなる。しかし無視をし続けるとそれにも怒鳴り散らされる。

⑶相手(私)の人間性を全否定する。生まれてこなければ…と、若干メンヘラチックな思考回路になりかける(しかし自殺はしない。してたまるか)。

⑷相手(私)への不満や悪口を他3人の兄弟に言う。姉としてのプライドはズタズタに切り裂かれ、情けない。徹底的に家での居場所を無くされる。

以上である。

これを早朝からかまされた時の憎悪感は、スマホを落として画面を割った時の、自分への憎悪感よりも高い。何度母を、脳内で消したか。

 


だが、理由④で述べた通り、100%母が理不尽とは言い難い。

私が現在、中途半端なことをしているのは事実だ。自分のやりたいことを綺麗に語るだけで、そこから具体的に行動できていない。もうすぐ成人するというのに、社会で生きていくために必要な術を身につけられていない。言動に責任を持てていない。これら全てが丸出しの、かなり甘えた生活をしている私に1ヶ月前、母の堪忍袋の緒が切れた。

 


ここまで悪口のように(いや、ほとんど悪口だが)母のことを叙述してきたが、この冷戦状態である1ヶ月間、何も考えていないわけではない。いかに自身が甘ったるいかを改めて痛感したし、反省もした。そして次のステップへと動き始めている。そのキッカケをくれたのは間違いなくこの母である。当初は憎しみしかなかったが、今は感謝している。

そして、普段の生活での母を、1人の人間としてとても尊敬している。義務教育を終わらせることが出来ず、少々の虐待を受けながら貧困に耐え、6人兄弟の中で何の取り柄もないと言われて育てられてきた人間が、こうして今、私たち4人をしっかり育ててくれている。そして子供たち全員が小学校を卒業してから猛勉強をし、40代にしてそれを職業にし、見事夢を叶えた。母は立派だ。

 


だからこそ、中途半端な人間にならないでくれと私に怒りをぶつける。「お母さんみたいになってほしくないから」と、決まり文句のように言う。早く謝って和解して、冷戦状態を終わらせたい気持ちもあるのだけれど、私自身の夢を叶えるための材料が完璧に揃ったら、「私はこうしたい」と宣言し、「この前はごめんなさい」と謝りたい。

 


私と母の喧嘩の話だけを書こうと思ったら、母の自慢と、母への思いも書いてしまった。

非常に恥ずかしい。

 

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